大げさに聞こえるでしょうが、本当です。ゴルフ業界は、長尺パターの使い手を見捨てたのです。現に、長尺パターはほとんどどこの店にも置いてありません。
残念でなりません……。

パッティングに真実があるとすれば、それは結果を出す方法は一つではないという点です。科学的な面だけを見るのであれば、長尺パターがパッティングに一貫性を持たせる最良の解決策かもしれません(これについては後ほど詳しく説明します)。長尺パターは腰への負担が少ないため、腰痛持ちの方がゴルフを続けるのに役立つことは言うまでもありません。

我々は声を大にして言います。
長尺パターを初めて試そうという方にも、20年以上長尺パターを使っているという方にも、我々は長尺パターの使い手の味方です!と。

長尺パターの利点をさらに活かすのがライ角バランス技術

なぜライ角バランス技術を採用した長尺パターがお勧めなのか。
一言でお答えするなら、L.A.B.Golfは長尺パターを製造している数少ないパターメーカーの一つであり、さらに豊富なカスタムオプションをご用意しているからです。

当社の社員の多くは長尺パターを愛用しています。もし統計を取ったなら、当社は間違いなく長尺パター使用率ナンバーワンの会社になるはずです。当社の社員は好きなパターを自由に選べる環境にあって、長尺パターを選んでいます。もちろん、全員がパッティングにこだわっています。当社の社員のほとんどはゴルフオタクです。自分たちが使いたいカッコいいパターを作れば、欲しいと思うゴルファーはきっといるはずだと信じてきました。

ライ角バランスの役割

長尺パターの目的は、パッティングストロークから変数を取り除くことです。長尺パターが上半身に固定されていようが(現在、ゴルフ規則で禁止されている)、上半身から十分な距離に位置していようが(規則に則っている)、考え方はパターをより直立した平面で振ることで、より直線的な、したがって一貫性のあるパッティングストロークが可能になるという点にあります。

ライ角バランスが長尺パターをより簡単にするのは、パターヘッドのトルクという変数を取り除くからです。トルクはトップレベルのツアー選手にとっても余計な変数です。トルクのあるパターは、ストローク中にヘッドがねじれたり回転したりしないように、必要以上に力を入れて握る必要があります。グリッププレッシャーは日によって変わります。これがストロークを狂わせる理由なのです。

先週のラウンドでは何回かパットを引っ掛けた、今日はプッシュのミスをした……。いつもと同じストロークをしているつもりなのに、結果はいつも違う。パターのトルクとミリ秒単位のタイミングがちょっとでもズレるとこうなってしまうんです。

L.A.B.ゴルフパターでは、パターヘッドのトルクがないため、パターをスクエアに保つ努力が不要です。
これは他のメーカーのパターとの最大の違いです。

長尺パターは好きなように握っても構いません。下側の手でクローグリップを使ってもいいし、下側の手でターゲットラインを狙ってもいい。肩でストロークしてもいいし、下側の利き手でピストルスタイルのストロークをしてもいい。これらの方法はすべて、大きなゴルフトーナメントで勝つために効果的に世界中で使用されています。

パッティングは、ライ角バランス技術を採用した長尺パターを使えば簡単です。パターを軽く持って振るだけです。狙ったところに正確にボールが転がるように、パター自体が作られています。

適切なライ角を選ぶ

L.A.B. GOLFではどんなライ角の長尺パターもお作りできますが、ライ角が77度よりフラットなパターはほとんど見かけません。

ゴルフ規則で認められている最大ライ角は80度です。L.A.B. Golfで一番注文の多いライ角は79.5度です。分度器を持ったトーナメント関係者にいつ出くわすか分かりません。安全のためにルール上限よりも0.5度だけ寝かせてあります。

79.5度というライ角は、パターをできるだけまっすぐ引いて、まっすぐストロークしたいという多くの長尺パター使いのゴルファーにとって特別な数字であり、皆さんにお勧めできるライ角です。すべてのゴルファーに最適なライ角と断言することはできませんが、理論的には、パターが弧を描く必要が少ないほど、長尺パターの特性が活かされます。

適切な長さのシャフトを選ぶ

長尺パターの長さをフィッティングするにあたって我々が目指しているのは、ライ角が79.5度となり、グリップエンドが上半身から適切な距離に保たれる長さです。

パターを胸に近づけたくないゴルファーもいます。彼らは38インチ程度の長さを選ぶこともあります。またアンカリングの感覚をできるだけ再現したいと考え、胸に非常に近い長さを選ぶ人もいます。おすすめは身長、体型、パッティングスタイルによって大きく変わってきます。もし、あなたに合った長さの長尺パターを選ぶお手伝いが必要でしたら、オンライン・フィッティングの利用をご検討ください。

長尺パターのフィッティングは簡単です。長さのイメージを持つには、ハイブリッド、フェアウェイウッド、またはドライバーを使ってパッティングのアドレスをしてみてください。46インチのドライバーを持つと、実際には47インチに近い長さになります。

長さについてご不安な方は、48インチをまず選んでみてください。1,2インチ(2.5~5センチ)シャフトをカットしても、長尺パターならばライ角バランスにはほとんど影響しません。

DF 2.1の長尺パターか、MEZZ.1 MAXの長尺パターか

長尺パターは文字通り長いため、パターヘッドも重くしないと気持ちよく振れません。そのため、DF2.1とMEZZ.1 MAXのモデルには、長尺パター用にウェイトを配置できるように設計されたヘッドをご用意しました。

ウエイトの配置は重要で、ライ角バランス・パターの場合、どこにでもウエイトを追加できるわけではありません。ヘッド重量はカスタムも可能ですが、一般的には500gがベストです。

DF 2.1の長尺パター

我々は標準のDF 2.1に大量のウェイトを追加して長尺パターを作ろうと考えましたが、しっくりくるパターができませんでした。そのため、DF 2.1のソール側にウェイトを追加し、重量を増した長尺パター専用のDF 2.1パターヘッドを開発しました。

  • 寛容さ

    DF 2.1は芯を外したパットでも大きなミスにならない最も寛容な長尺パターです。

  • アライメントマーク

    DF 2.1はアライメントマークを大きくし、アライメントオプションを増やしました。

  • カラー

    DF 2.1はブラック、レッド、ブルーの3色からお選びいただけます。

MEZZ.1 MAXの長尺パター

長尺用のMEZZ.1 MAXは、標準的ヘッドと比べ、ソール下部のウェイト穴の数が2倍になっている特別なヘッドで作られています。また、標準のMEZZ.1ヘッドよりも大型化し、アドレス時の安心感を高めてあります。

  • 寛容さ

    MEZZ.1.MAXはミスヒットに寛容な長尺パターです。ただしDF2.1には少し劣ります。

  • 金属的な打感

    MEZZ.1 MAXはマルチマテリアル構造(一部アルミニウム、一部スチール)を採用し、DF2.1よりもしっかりした打感です。

  • よりすっきりした外観

    MEZZ.1 MAXは、DF 2.1よりもシャフトがフェースに近く、インパクト時の見た目はよりオーソドックスです。